この間、実家のタンスの中を整理していた。
ちょっとずつ断捨離をしようと思ったからだ。
メンターのひまわりさんの教えでも、「空間を減らす」ことが
とても大切と言われていたのを思い出したからだ。
タンスを開けると、赤い着物が出てきた。
父が私のために買ってくれた成人式の着物だった。
確か、”帯だけプレゼント!”ととか言う営業トークに
まんまと乗せられて一式買ってくれたのだ。
多分、そうとう高かっただろう。
当日、母と父とお店に行ったら、ニコニコしながら店員が私に着物を着せてくれた。
「かわいいですね〜、お嬢さん、よく似合いますよ」
真っ赤な着物を私に合わせながら、そんな褒め言葉を言ってくれたのを覚えている。
父と母は喜んで、ほいほいお金を出してくれた。
幼少期から両親の激しいけんかの中で育ち、恐怖のため感情と感覚の
なかった私は、なされるがまま着物を手にしていた。
だけど結局、成人式当日に、友達もいないし、着物を着て会場に行く勇気のない
私は、そのまま家にいた。
買った着物は無駄になってしまった。
ごめん、お父さんとお母さん・・・・
そんな20年も前の出来事を思い出した。
父も母ももう高齢になって、おじいちゃん、おばあちゃんになっちゃった。
いろいろ悲しい思い出があるけど、少しずつ父と母がホッとして
笑えるように、日々に感謝してあたたかい笑顔で
いつも接してあげようと思う。
ここ最近まで、時間をなんとなく幽霊のように思考力もなくぼーっと
過ごしていたから、一瞬一瞬を大切に過ごしていこう。
お父さん、お母さん
ここまで育ててくれてありがとう。
私を産んで、たくさんの愛情をかけてくれてありがとう。
そして、たくさん闘って生きてくれて、本当にお疲れ様でした。
もう、安心してね。
これからは、私が支えます。
